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7月

じりじりと照りつける太陽。
今日は、本当に暑かった!
夕方になり、空は一転して真っ暗になり、雷がとどろきだす。
もう梅雨が明けたのではないかと思う1日だった。
震災があって初めての2011年の夏、その頃を思い出す。
東北の太陽がこんなにも強烈だということを、初めて知った夏でもあった。

見渡す限りの草原、そこが以前は田んぼだったことは、分け入って畦があることで気がつく。
そんな風景が、福島にはいたるところにある。
人が住むことを許さない線量とは裏腹に、その風景は日差しを浴び風が吹きぬけて輝いている。
それは、息を呑むくらいに美しい。
だからこそ、そこに戻ることができない人たちの無念に思いを馳せる。

前月に報告したように、福島県が屋外での子どもの遊び場づくりに着手した。
外遊びができない環境で、福島の子どもの発達の遅れが目立ち始めているという。
身体が小さい。
肥満が多い。
外遊びができなくなって、外遊びの大切さが浮き彫りとなった。
けれど、思うのだ。
実は震災の有無に関わらず、外遊びをする機会は日常的に失われていることを。

気仙沼の遊び場を開設した直後の、子どもの走りを思い出す。
元畑と竹林の丘陵地を遊び場として開放したのだが、
そこを駆け抜ける子どもの身体のなんと不安定なことか!
左右に揺れる上半身、坂などは、つんのめりそうに、あるいはのけぞって駆け下りる。
いつ転んでも不思議ではない身体の子どもが、とても目立った。
世田谷のプレーパークで遊ぶ子どもには見られない不安定なその身体は、
しかしいつの間にか野猿のような身体に変化していた。

震災のあるなしにかかわらず、子どもの身体は大きく乱れ始めている。
遊ばなくなった子どもからは、「遊びたい!」という意欲そのものがなくなっていく。
そうなると、自分からはもやは遊びだそうとしなくなってしまう。
魅力のある遊び環境。
遊びたい!と子どもが自ら思える環境。
それが本当に求められているのだと、強く感じている。

こころの回復は、身体の回復としっかりつながっている。
福島に、子どもの歓声が響き渡る。
そんな遊び場が、その地域のおとなたちの手で作られようとしている。
夏本番を迎えるころには、きっとそんな光景が見られるのだろう。



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