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5月

5月3日、ハワイ島キラウエア火山が噴火した。
気になって調べたら、結構頻繁に噴火し、その都度それなりの被害が出ていることを改めて知った。

ハワイ諸島は新しい火山列島だという事は知っていた。
年間で数センチ、日本列島に近づいていることも。
今噴火しているキラウエア火山の下にホットスポットがあり、プレートをぶち抜いて噴火する。
噴火が収まり長い年月のうちにプレートが日本側に動き、数万~数百万年後にまた噴火する。
そこに、新しい噴火から生まれる島がまたできる。
それを繰り返してハワイ諸島が生まれたのだと考えられている。
なので、諸島の日本側に行くほど島の年代は古く、風化にもあいそのうち海に沈んでしまう。
けれど、海の中にはその残骸である山の頂が点々と続いており、なんとそれは「天皇海山群」と呼ばれているそうだ。
歴代の天皇の名前が付けられているのだというが、由来は知らない。
ハワイ島は、海上に露出した火山としては諸島の中で最も新しいものだが、
新たな噴火口が日本と反対側の海の中にあるらしい。
いずれはそれが海上に露出し、ハワイ島は2番目に新しい島となるのだろう。

地割れが起き、そこかしこから溶岩が流れ出ているようだが、
キラウエア火山の噴火は日本の火山のように爆発的には起きないらしい。
なので、溶岩流に直近まで近づくことも可能で、それが観光資源ともなっている。
溶岩流は、女神ペレの気持ちの表れだと、ハワイの人は考えているのだそうだ。
なので、住宅に向かっていく溶岩の流れを変えたり、妨げたりすることは
その気持ちや意思に反することであり、とんでもないことだと考えているらしい。
地元の人は、結構さっぱり受け止めている感じのようすがニュースから見て取れる。
ここに、自然を制御の対象とするか、それとも受容しようとするかの世界観の違いが見て取れる。

東北を襲った津波。
その復興のために巨費を投じ、巨大な防潮堤を築きかさ上げ工事を行っている。
決して少なくない人たちは、そんなやり方ではなく、とにかく高台に逃げる道の整備や方法の確立を望んでいた。
前者が制御で、後者が受容の考え方だという事は、すぐにわかるだろう。
どちらがいいのか、それを十分に話し合う機会を持つことはあまりなかったように感じている。
予算を付けるためにはこの時までに返事をという期限が切られ、
申請しなければ予算は付かないという脅しとも感じられる中での決断だったという印象だ。

最大級の防潮堤があったからみな大丈夫だと思い、海が見えなかったがゆえに
それを超える津波が来て初めて現実を知り、手遅れとなった町があった。
自然は、いつだって人の発想を超える。
それを制御することが「文明」というものであるならば、そこには限界があることをもう気付いていい時だ。
ハワイの人々から学ぶべきことは、決して小さくはない。



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