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7月

6月に、ぼくは新しいNPO法人を立ち上げた。
園庭・園外での野育を推進する会』という。
幼稚園や保育園の園庭をプレーパークのような遊び場にしたい。
園庭がない園は(もちろんあっても)、園外の自然豊かなところに連れ出して育てたい。
そう願ってつくったNPO法人だ。

いっしょにつくったのは、
その園庭をとうの昔にプレーパーク化している川和保育園の園長の寺田信太郎さん。
(川和保育園HPの園庭マップ画像は特に絶対に見る価値あり!)
幼児教育の研究所を主宰する、青木久子さん。
公園や園庭にデンマークから輸入した遊具を販売している株式会社アネビー社長の熊尾重治さん。
この3人がともに設立に当たったメンバーだ。
事務局長には、保育の専門学校教員だった木村歩美さんを招き、精力的に活動を開始している。

幼稚園保育園の保育士や園長を対象としたセミナーは4月から開始している。
毎月一回で、全国を回る予定だ。
7月は北海道の恵庭というところ。11日夜に講演会、12日に研修会。
8月は兵庫県宝塚市で、2日に研修会。
9月は宮崎県宮崎市で2日に研修会。
さらに6日に渋谷区代々木のオリンピックセンターで研修会、翌7日はセットで、羽根木プレーパークにて現地研修。
10月は千葉県千葉市で、25日に研修会。
11月は神奈川県横浜市で、15日に研修会、翌16日に川和保育園にて現地研修。
12月は香川県高松市で、6日に研修会。
1月は鹿児島県鹿児島市で、24日に研修会。
2月は岡山県岡山市で、14日に研修会、翌15日に岡山プレーパークにて現地研修。
3月だけはまだ未定。
常に研修会は、その地元の園の園庭の視察とセットとなっている。

なんてハードな年間プログラムを組んだのかと、われながら思う。
けれど、「時間がない」という思いが、このメンバーが共有したことだった。
子どもの遊ぶ環境が、根底から崩れ去ろうとしている。
自身が泥や虫取りをして遊んでこなかった親が、大量に出現し始めているからだ。
プレーパーク自体がすでにハードルとなっている親が、少なくないのだ。
多くの親は、自分の育ってきた範囲で子育てを行う。
世の中はますます都市化しているので、物理的にも親世代より現代の子どもの環境は遊びにくい。
遊ぶ体験が貧しい子どもが量産されれば、おそらくこの社会の未来はない。

子ども笑い声があふれる町へ―その日を夢見て、この新法人はスタートを切る。



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