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8月

毎月11日には挙げていたこの原稿を、今月は逃してしまった。
その間に、この3日で超大型ともいわれた台風10号が四国から中国地方にかけて縦断した。
上陸直前に超大型から大型になったとはいえ、一時は半径800㎞を超えたのだから驚く。
直径にすれは1600㎞以上。
東日本の大津波が沿岸500㎞と言われていたが、その3倍以上のサイズだ。
大きさもそうだが、雨の強さも強く警戒された。
多いところで1200ミリとも予報されたその雨による被害は、
結果的には今のところ停電以上のものは報告されていないようだ。
これは本当に良かった。
ただ、今後は北海道に向かっていくようなので、あと1日ほどは気を抜けない。

もう一つ、今月7日の夜に突然噴火した浅間山。
多くの死者を出した2014年の御嶽山の噴火以降、火山への監視体制は強化されていたが、
今回は全くその予兆をとらえられなかったようだ。
そこで、にわかに懸念されているのが、富士山だ。
東海・南海トラフ地震、関東直下型地震、いつ起きても不思議がないといわれている
これらの地震とともに、富士山の噴火もまたそういわれている。
ことに、有史以来の富士山の噴火には大きな地震との関係が見て取れる。
東日本大震災がその引き金になることは、まだ十分可能性があるのだという。
それもあり監視体制がしっかりとられてはいるようだが、
浅間山のように予兆がつかめないままの噴火が来ないとも限らない。
ことに登山シーズン中の場合、登山者を何百何千人と巻き込む恐れがある。
実際、富士山直近の箱根山が噴火し、大涌谷の封鎖は、まだ解除されていない。

もし、富士山が本当に噴火したら、いったいどうなるのだろう。
もちろん噴火の規模で全く違うかもしれないが、
その被害はいずれにしても甚大なものになると予想される。
噴石や火砕流、冬場であれば雪を融かした泥流、火山ガス…
これらのものはおよそ半径10㎞以内に被害を与えるが、火山灰はそんなレベルではない。
風に乗れば何百何千、時には何万㎞だって飛んでいく。
これが目に入れば角膜に傷がつき、肺に入れば呼吸器がやられる。
飛行機の吸気口に入れば下手をすればエンジン停止だし、電子機器がその静電気でこれを呼び寄せれば、コンピュータなど誤作動だらけであっという間に使えなくなる。

これは、別に富士山だけに限ったことではない。
日本は、火山列島そのものだということを改めて意識しなくてはと思う。



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