歌おう ~震災に対して心をひとつに~ http://utaoufor311.grupo.jp/ 震災応援歌「ふるさと」を、同時刻に日本中・世界中で ja 歌おう ~震災に対して心をひとつに~ http://utaoufor311.grupo.jp/ 9月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2298379 災害が続いている。ここに、これらをどう書いたらいいのかわからないままで数日が経ってしまった。6月18日に起きた大阪北部地震。ブロック塀が倒れ、小学生が下敷きとなり死亡したことが大きく報道され、調べたら相当量の危険ブロック塀が学校にもあることが判明した。7月上旬は西日本を襲った集中的な豪雨。「平成30年7月豪雨」と名付けられたこの豪雨は、広島をはじめ岡山、山口と、その被害は各所に亘り、土石流等により倒壊した家は数知れずあり、壊滅した集落や水没した町、その死者は224人を数えた。8月上旬には台風13号が東日本を縦断。山形で河川が氾濫したことを始め、農産物等東北の各所に大きな爪跡を残した。8月下旬には台風19号、20号が続けて列島を直撃した。奄美地方を直撃した19号は観測史上最大の風速と、これも観測開始以来初めての5日間連続台風発生という記録となった。20号は徳島から斜めに和歌山を横断、風車の倒壊や河川の氾濫ばかりでなく、記録的な大雨を各所で観測した。そして9月に入り、4日には今シーズン最強と言われた台風21号が四国、関西圏を直撃した。高潮とも相まって完全に冠水した関西国際空港と連絡橋へのタンカー激突により、空港は一時完全に孤立化した。国際空港であるがゆえに、その影響は海外からのまた海外への客はもちろんのこと、それのみならず輸出入へも大きな打撃を与え経済にも深刻な影響を及ぼす可能性を指摘されているが、9月14日現在、まだ完全復旧には至っていない。更に6日には北海道でM6,7の地震が発生。震度は7を記録した地域もあるこの地震は、発電所の停止による道全域にわたる停電が発生。いたるところで起きた大規模な土砂崩れ、断水は、これもまだ完全復旧のめどが全く立っていない。加えて、この夏は「もはや災害」と予報官が伝えた猛暑でもあった。観測史上最高気温を伸ばし、熱中症による死者は7月だけで130人を超えていた。台風発生の数も例年の1.5倍と言われていたが、この猛暑がそれと関係していることを指摘する予報官も多かった。こうして記録するだけでほぼいつも書いている字数に近くなるほど、災害続きの夏だった。これだけ各所で災害が起きれば、当然、知り合い、関係者の中に被災者がいる方も多いのではないだろうか。ぼくもその一人だ。阪神淡路大震災に始まり、中部地震、中部沖地震、東日本大震災、熊本地震、ほかに水害にあった場所にも出かけてきた。そのたびさまざまな思いを抱いてきたが、今回倉敷市真備の友人の家の冠水とその現場に入り、大切な人が被災するとこんな気持ちになるのか、と言うことを初めて実感した。いのちがある、それだけでこんなにうれしいことも。ぼくも他人事ではいられない、改めてそう思うことができた。 2018-09-15T15:27:00+09:00 災害が続いている。ここに、これらをどう書いたらいいのかわからないままで数日が経ってしまった。6月18日に起きた大阪北部地震。ブロック塀が倒れ、小学生が下敷きとなり死亡したことが大きく報道され、調べたら相当量の危険ブロック塀が学校にもあることが判明した。7月上旬は西日本を襲った集中的な豪雨。「平成30年7月豪雨」と名付けられたこの豪雨は、広島をはじめ岡山、山口と、その被害は各所に亘り、土石流等により倒壊した家は数知れずあり、壊滅した集落や水没した町、その死者は224人を数えた。8月上旬には台風13号が東日本を縦断。山形で河川が氾濫したことを始め、農産物等東北の各所に大きな爪跡を残した。8月下旬には台風19号、20号が続けて列島を直撃した。奄美地方を直撃した19号は観測史上最大の風速と、これも観測開始以来初めての5日間連続台風発生という記録となった。20号は徳島から斜めに和歌山を横断、風車の倒壊や河川の氾濫ばかりでなく、記録的な大雨を各所で観測した。そして9月に入り、4日には今シーズン最強と言われた台風21号が四国、関西圏を直撃した。高潮とも相まって完全に冠水した関西国際空港と連絡橋へのタンカー激突により、空港は一時完全に孤立化した。国際空港であるがゆえに、その影響は海外からのまた海外への客はもちろんのこと、それのみならず輸出入へも大きな打撃を与え経済にも深刻な影響を及ぼす可能性を指摘されているが、9月14日現在、まだ完全復旧には至っていない。更に6日には北海道でM6,7の地震が発生。震度は7を記録した地域もあるこの地震は、発電所の停止による道全域にわたる停電が発生。いたるところで起きた大規模な土砂崩れ、断水は、これもまだ完全復旧のめどが全く立っていない。加えて、この夏は「もはや災害」と予報官が伝えた猛暑でもあった。観測史上最高気温を伸ばし、熱中症による死者は7月だけで130人を超えていた。台風発生の数も例年の1.5倍と言われていたが、この猛暑がそれと関係していることを指摘する予報官も多かった。こうして記録するだけでほぼいつも書いている字数に近くなるほど、災害続きの夏だった。これだけ各所で災害が起きれば、当然、知り合い、関係者の中に被災者がいる方も多いのではないだろうか。ぼくもその一人だ。阪神淡路大震災に始まり、中部地震、中部沖地震、東日本大震災、熊本地震、ほかに水害にあった場所にも出かけてきた。そのたびさまざまな思いを抱いてきたが、今回倉敷市真備の友人の家の冠水とその現場に入り、大切な人が被災するとこんな気持ちになるのか、と言うことを初めて実感した。いのちがある、それだけでこんなにうれしいことも。ぼくも他人事ではいられない、改めてそう思うことができた。 8月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2298365 ニュースでも連日やかましく言われているが、今年は異常な気象が続いている。極端に早い梅雨明け、西日本を広範囲に襲った信じがたい豪雨、その後の記録的猛暑。これらの異常気象は、日本でだけ起きているものとばかり思っていた。しかし、世界に目を転じてみると、全くそんなレベルではなかった。2月には大寒波が欧州を襲い大勢の凍死者を出したが(これは知っていた)、これは北極圏の異常な高温に原因があるのだという(これは知らなかった)。今年北極圏は例年と比べ、平均で20℃以上、時には30℃以上も気温が高い日があったようだ。中には氷点下を上回り、2℃となった日もあったそうだ。観測史上最高というから、やはり異常は日本だけの事ではない。しかも、その理由が、普段は気温が安定している成層圏が異常高温となったことにあるのだという。成層圏と言えば、ぼくたちが住んでいて偏西風などが吹いている対流圏のさらに上層圏約8キロ以上なので、そんなところにも異常が認められるという事になる。それが対流圏の風向きにも大きな影響を及ぼし、欧州を大寒波に陥れたというのが真相らしい。当然、気象は国境ごとに変わるわけではなく、地球規模で影響しあっている。日本の異常気象が日本だけで起きていると考える方がありえないことだったのだが、日本の気象ニュースは日本の事しか伝えないので、ぼくは少しの間世界に想像が及んでいなかった。情報は意識して受け取らないと、ただ流されたものを妄信してしまうとあらためて気づいたときには自分が恥ずかしく思えた。と同時に、日本の事ばかり言っていても全くしようがないことだとこれも気づいた。なぜなら、これは人が起こした温暖化によるものである可能性が非常に高いからだ。地球温暖化の話は、言われ出してから数十年がたつ。二酸化炭素ガス等の温室効果ガスの排出規制目標値を決め、各国がそれに賛同したパリ協定。その後米国が協定からの離脱を宣言、世界中からの批判を浴びた。米国は、中国と並び世界の2大温室効果ガス排出国だ。温室効果ガスは、エネルギーの利用と大きく関与している。つまりとても単純な言い方をすれば、膨大なエネルギーを使い利便性を高め経済効果を生む、それは温室効果ガスの大量発生に比例する。温室効果ガスの抑制を難しくしているのは、経済に打撃を与える可能性が高いことにある。温室効果ガス削減に米国が乗らないとしても、気候変動はもれなく米国も襲う。そんなことは、小学生でもわかる。但し、厄介なのは、本当に地球は温暖化しているのか、しているとしてそれが温室効果ガスによるものなのか、その証明ができていないことにある。事実今の地球はまだ氷河期にあり(氷河が地上に存在する時期)、かつての地球にはまったく氷河が存在しない時期もあったのだ。北極圏が氷点下を上回るとなると、氷の融解もいよいよ現実味が帯びてくる。その時、海面は何十メートル高くなるのだろうか。地球の歴史の中では、最高海面時より今の海面は100メートル低いのだそうだが…※管理人の都合により掲載が遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。 2018-09-15T15:19:00+09:00 ニュースでも連日やかましく言われているが、今年は異常な気象が続いている。極端に早い梅雨明け、西日本を広範囲に襲った信じがたい豪雨、その後の記録的猛暑。これらの異常気象は、日本でだけ起きているものとばかり思っていた。しかし、世界に目を転じてみると、全くそんなレベルではなかった。2月には大寒波が欧州を襲い大勢の凍死者を出したが(これは知っていた)、これは北極圏の異常な高温に原因があるのだという(これは知らなかった)。今年北極圏は例年と比べ、平均で20℃以上、時には30℃以上も気温が高い日があったようだ。中には氷点下を上回り、2℃となった日もあったそうだ。観測史上最高というから、やはり異常は日本だけの事ではない。しかも、その理由が、普段は気温が安定している成層圏が異常高温となったことにあるのだという。成層圏と言えば、ぼくたちが住んでいて偏西風などが吹いている対流圏のさらに上層圏約8キロ以上なので、そんなところにも異常が認められるという事になる。それが対流圏の風向きにも大きな影響を及ぼし、欧州を大寒波に陥れたというのが真相らしい。当然、気象は国境ごとに変わるわけではなく、地球規模で影響しあっている。日本の異常気象が日本だけで起きていると考える方がありえないことだったのだが、日本の気象ニュースは日本の事しか伝えないので、ぼくは少しの間世界に想像が及んでいなかった。情報は意識して受け取らないと、ただ流されたものを妄信してしまうとあらためて気づいたときには自分が恥ずかしく思えた。と同時に、日本の事ばかり言っていても全くしようがないことだとこれも気づいた。なぜなら、これは人が起こした温暖化によるものである可能性が非常に高いからだ。地球温暖化の話は、言われ出してから数十年がたつ。二酸化炭素ガス等の温室効果ガスの排出規制目標値を決め、各国がそれに賛同したパリ協定。その後米国が協定からの離脱を宣言、世界中からの批判を浴びた。米国は、中国と並び世界の2大温室効果ガス排出国だ。温室効果ガスは、エネルギーの利用と大きく関与している。つまりとても単純な言い方をすれば、膨大なエネルギーを使い利便性を高め経済効果を生む、それは温室効果ガスの大量発生に比例する。温室効果ガスの抑制を難しくしているのは、経済に打撃を与える可能性が高いことにある。温室効果ガス削減に米国が乗らないとしても、気候変動はもれなく米国も襲う。そんなことは、小学生でもわかる。但し、厄介なのは、本当に地球は温暖化しているのか、しているとしてそれが温室効果ガスによるものなのか、その証明ができていないことにある。事実今の地球はまだ氷河期にあり(氷河が地上に存在する時期)、かつての地球にはまったく氷河が存在しない時期もあったのだ。北極圏が氷点下を上回るとなると、氷の融解もいよいよ現実味が帯びてくる。その時、海面は何十メートル高くなるのだろうか。地球の歴史の中では、最高海面時より今の海面は100メートル低いのだそうだが…※管理人の都合により掲載が遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。 7月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2228778 今日は、7月11日。毎月11日以前に原稿をアップしたいと思って書いているのだが、今月はかなわなかった。その理由は、今月西日本を襲った大雨による水害だ。何がしかのひと段落が見られるまでは、書く気になれなかったのだ。ぼくの友人も倉敷市真備町に住んでいて、被災していた。7月7日、七夕、ぼくは山口県宇部市にいた。宇部にプレーパークをつくりたい、市長判断で動き出したプロジェクトに参画しているのだ。全4回のプレイワーク講座。最終回は9月8日の本番、1日プレーパークの開催日なので、それを前提とした研修会は3回、その最後の日だった。この日の数日前から九州、中国、四国、近畿は前代未聞の大雨に見舞われ、新幹線をはじめとする電車はほとんど止まっており、実際にこの日の開催も危ぶまれていた。そんな大雨真っただ中に突入するかのように羽田から宇部空港に入り、その日に返ってきたのだった。空路だからできたことだった。そしてその一報は、帰りの宇部空港でのテレビで知った。町一面が巨大池と化したその映像の端に、確かに「倉敷市真備町」とある。搭乗まで時間がなかったので、羽田に着いてからその友人に電話をした。「避難してから現場には行ってないけど、テレビの映像で見る限り2階までやられていると思う。」それは、ぼくにとっても衝撃だった。被災地支援などで被災現場には何度も入ってきたが、友人がその被災者であったのは初めてだった。その時点では、まだ雨は降り続いていた。その雨がどうなるのか気をもんだが、ぼくの気持ちはその後にも及んでいた。季節は夏。水が引いた後、濡れて重くなった家具などを表に出し、一刻も早く泥をかきだし、壁や基礎内部を洗浄しないと湿気であっという間にカビが付く。下水も含め様々なものが混じった泥水は、感染症の原因ともなる。その汚泥が渇き、粉じんとなって舞い上がることで、これも大きな健康被害を生む。何と言っても、暑さだ。その暑さをもろに受けながら、これらの事と闘わなくてはいけない。その過酷さは、想像をはるかに超える。今日は11日、東日本大震災の月命日。毎月この日の14時46分に羽根木プレーパークに集まり、「ふるさと」を歌っている。誰が来るのかは、行かないとわからない。でも、今日もそこにいる人に呼びかけて、20人くらいで歌った。今回は、東北だけでなく、西の方角にも黙とうをしてから。できることは何かないかと自問しながら。※管理人の都合で更新が遅れ、7/14に記事を上げています。 2018-07-14T19:29:00+09:00 今日は、7月11日。毎月11日以前に原稿をアップしたいと思って書いているのだが、今月はかなわなかった。その理由は、今月西日本を襲った大雨による水害だ。何がしかのひと段落が見られるまでは、書く気になれなかったのだ。ぼくの友人も倉敷市真備町に住んでいて、被災していた。7月7日、七夕、ぼくは山口県宇部市にいた。宇部にプレーパークをつくりたい、市長判断で動き出したプロジェクトに参画しているのだ。全4回のプレイワーク講座。最終回は9月8日の本番、1日プレーパークの開催日なので、それを前提とした研修会は3回、その最後の日だった。この日の数日前から九州、中国、四国、近畿は前代未聞の大雨に見舞われ、新幹線をはじめとする電車はほとんど止まっており、実際にこの日の開催も危ぶまれていた。そんな大雨真っただ中に突入するかのように羽田から宇部空港に入り、その日に返ってきたのだった。空路だからできたことだった。そしてその一報は、帰りの宇部空港でのテレビで知った。町一面が巨大池と化したその映像の端に、確かに「倉敷市真備町」とある。搭乗まで時間がなかったので、羽田に着いてからその友人に電話をした。「避難してから現場には行ってないけど、テレビの映像で見る限り2階までやられていると思う。」それは、ぼくにとっても衝撃だった。被災地支援などで被災現場には何度も入ってきたが、友人がその被災者であったのは初めてだった。その時点では、まだ雨は降り続いていた。その雨がどうなるのか気をもんだが、ぼくの気持ちはその後にも及んでいた。季節は夏。水が引いた後、濡れて重くなった家具などを表に出し、一刻も早く泥をかきだし、壁や基礎内部を洗浄しないと湿気であっという間にカビが付く。下水も含め様々なものが混じった泥水は、感染症の原因ともなる。その汚泥が渇き、粉じんとなって舞い上がることで、これも大きな健康被害を生む。何と言っても、暑さだ。その暑さをもろに受けながら、これらの事と闘わなくてはいけない。その過酷さは、想像をはるかに超える。今日は11日、東日本大震災の月命日。毎月この日の14時46分に羽根木プレーパークに集まり、「ふるさと」を歌っている。誰が来るのかは、行かないとわからない。でも、今日もそこにいる人に呼びかけて、20人くらいで歌った。今回は、東北だけでなく、西の方角にも黙とうをしてから。できることは何かないかと自問しながら。※管理人の都合で更新が遅れ、7/14に記事を上げています。 6月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2190064 「梅雨入り宣言」、なぜ気象庁はこれをするのか。そんな問題がテレビでクイズになっていた。答えは、「災害に備えるため」。お笑い芸人が正答したが、なるほどね、と思った。関東地方に梅雨入り宣言が出て3日後、台風5号が発生した。予想コースに、低いながらも本州直撃の可能性を排除できないとあった。幸い直撃しなかったとしても、梅雨前線を大いに刺激するという。大雨に対して警戒を、という意味だ。そうは言われても、実際大雨となったらそれを未然に防ぐことも逃げることもできない。せいぜい、外に出ることの足止めを食う可能性を考えて食糧を備蓄するくらいだろう。けれどよく考えると、台風を含め、数ある自然災害の中で天気だけは予測がまだ可能な方と言える。以前より観測網・技術が発達し、いくらかは予測が可能となってきた噴火と地震だが、天気予報と比べれば雲泥の差だ。その噴火だが、先月に触れたハワイのキラウエア火山に続き、グアテマラのフエゴ火山が大爆発を起こした。死者99人、行方不明者190人以上というのが6月8日の現状だ。写真を見ると、フエゴ火山は富士山のような円錐形でもっととがっている。高さも富士山と同じくらいの3700メートルだ。その先端から火柱が立ち、噴煙は1万メートルに達したという。大きな火砕流が起き、街そのものがのみこまれ、完全に埋まっている家がたくさんあるらしい。大雨も降り、捜索は難航しているというが、早く不明者が見つかることを祈るばかりだ。キラウエア火山の最新ニュースは、ハワイ最大の淡水湖であるグリーン湖が溶岩で埋まり、完全に蒸発したとある。そのニュースに触れ、グーグルマップでその距離を見た。なんと50キロ強!新宿を起点とすれば、湘南の茅ケ崎あたりまで流れたという事になる。グリーン湖の大きさを見ると、100×80×60メートルくらいの丸みを帯びた三角形をしている。最大水深は60メートルというから、それを埋め立てた溶岩の量は推して知るべしというところだ。日本が抱える北方領土、竹島、尖閣諸島などの領土問題。ロシアによるクリミア併合とかひとつの中国を宣言する中国と独立国家であると異論を唱える台湾。旧イギリス領、フランス領、スペイン領等の国も、もとは領土を占領された国々だ。こうした領土を区切る国境は、長い年月のうちに自然にプレートが動き合体し離散し、体をなさなくなる。自然災害は、確かに人間の持つ時間の短さから見れば災害だが、自然の持つ時間の長さから見たら「ただ節理のまま動いている」ことになる。本当の災害は、領土問題などの、目先の経済効果にとらわれた人間が起こすものなのかもしれない。 2018-06-09T19:18:00+09:00 「梅雨入り宣言」、なぜ気象庁はこれをするのか。そんな問題がテレビでクイズになっていた。答えは、「災害に備えるため」。お笑い芸人が正答したが、なるほどね、と思った。関東地方に梅雨入り宣言が出て3日後、台風5号が発生した。予想コースに、低いながらも本州直撃の可能性を排除できないとあった。幸い直撃しなかったとしても、梅雨前線を大いに刺激するという。大雨に対して警戒を、という意味だ。そうは言われても、実際大雨となったらそれを未然に防ぐことも逃げることもできない。せいぜい、外に出ることの足止めを食う可能性を考えて食糧を備蓄するくらいだろう。けれどよく考えると、台風を含め、数ある自然災害の中で天気だけは予測がまだ可能な方と言える。以前より観測網・技術が発達し、いくらかは予測が可能となってきた噴火と地震だが、天気予報と比べれば雲泥の差だ。その噴火だが、先月に触れたハワイのキラウエア火山に続き、グアテマラのフエゴ火山が大爆発を起こした。死者99人、行方不明者190人以上というのが6月8日の現状だ。写真を見ると、フエゴ火山は富士山のような円錐形でもっととがっている。高さも富士山と同じくらいの3700メートルだ。その先端から火柱が立ち、噴煙は1万メートルに達したという。大きな火砕流が起き、街そのものがのみこまれ、完全に埋まっている家がたくさんあるらしい。大雨も降り、捜索は難航しているというが、早く不明者が見つかることを祈るばかりだ。キラウエア火山の最新ニュースは、ハワイ最大の淡水湖であるグリーン湖が溶岩で埋まり、完全に蒸発したとある。そのニュースに触れ、グーグルマップでその距離を見た。なんと50キロ強!新宿を起点とすれば、湘南の茅ケ崎あたりまで流れたという事になる。グリーン湖の大きさを見ると、100×80×60メートルくらいの丸みを帯びた三角形をしている。最大水深は60メートルというから、それを埋め立てた溶岩の量は推して知るべしというところだ。日本が抱える北方領土、竹島、尖閣諸島などの領土問題。ロシアによるクリミア併合とかひとつの中国を宣言する中国と独立国家であると異論を唱える台湾。旧イギリス領、フランス領、スペイン領等の国も、もとは領土を占領された国々だ。こうした領土を区切る国境は、長い年月のうちに自然にプレートが動き合体し離散し、体をなさなくなる。自然災害は、確かに人間の持つ時間の短さから見れば災害だが、自然の持つ時間の長さから見たら「ただ節理のまま動いている」ことになる。本当の災害は、領土問題などの、目先の経済効果にとらわれた人間が起こすものなのかもしれない。 5月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2162144 5月3日、ハワイ島キラウエア火山が噴火した。気になって調べたら、結構頻繁に噴火し、その都度それなりの被害が出ていることを改めて知った。ハワイ諸島は新しい火山列島だという事は知っていた。年間で数センチ、日本列島に近づいていることも。今噴火しているキラウエア火山の下にホットスポットがあり、プレートをぶち抜いて噴火する。噴火が収まり長い年月のうちにプレートが日本側に動き、数万~数百万年後にまた噴火する。そこに、新しい噴火から生まれる島がまたできる。それを繰り返してハワイ諸島が生まれたのだと考えられている。なので、諸島の日本側に行くほど島の年代は古く、風化にもあいそのうち海に沈んでしまう。けれど、海の中にはその残骸である山の頂が点々と続いており、なんとそれは「天皇海山群」と呼ばれているそうだ。歴代の天皇の名前が付けられているのだというが、由来は知らない。ハワイ島は、海上に露出した火山としては諸島の中で最も新しいものだが、新たな噴火口が日本と反対側の海の中にあるらしい。いずれはそれが海上に露出し、ハワイ島は2番目に新しい島となるのだろう。地割れが起き、そこかしこから溶岩が流れ出ているようだが、キラウエア火山の噴火は日本の火山のように爆発的には起きないらしい。なので、溶岩流に直近まで近づくことも可能で、それが観光資源ともなっている。溶岩流は、女神ペレの気持ちの表れだと、ハワイの人は考えているのだそうだ。なので、住宅に向かっていく溶岩の流れを変えたり、妨げたりすることはその気持ちや意思に反することであり、とんでもないことだと考えているらしい。地元の人は、結構さっぱり受け止めている感じのようすがニュースから見て取れる。ここに、自然を制御の対象とするか、それとも受容しようとするかの世界観の違いが見て取れる。東北を襲った津波。その復興のために巨費を投じ、巨大な防潮堤を築きかさ上げ工事を行っている。決して少なくない人たちは、そんなやり方ではなく、とにかく高台に逃げる道の整備や方法の確立を望んでいた。前者が制御で、後者が受容の考え方だという事は、すぐにわかるだろう。どちらがいいのか、それを十分に話し合う機会を持つことはあまりなかったように感じている。予算を付けるためにはこの時までに返事をという期限が切られ、申請しなければ予算は付かないという脅しとも感じられる中での決断だったという印象だ。最大級の防潮堤があったからみな大丈夫だと思い、海が見えなかったがゆえにそれを超える津波が来て初めて現実を知り、手遅れとなった町があった。自然は、いつだって人の発想を超える。それを制御することが「文明」というものであるならば、そこには限界があることをもう気付いていい時だ。ハワイの人々から学ぶべきことは、決して小さくはない。 2018-05-11T14:42:00+09:00 5月3日、ハワイ島キラウエア火山が噴火した。気になって調べたら、結構頻繁に噴火し、その都度それなりの被害が出ていることを改めて知った。ハワイ諸島は新しい火山列島だという事は知っていた。年間で数センチ、日本列島に近づいていることも。今噴火しているキラウエア火山の下にホットスポットがあり、プレートをぶち抜いて噴火する。噴火が収まり長い年月のうちにプレートが日本側に動き、数万~数百万年後にまた噴火する。そこに、新しい噴火から生まれる島がまたできる。それを繰り返してハワイ諸島が生まれたのだと考えられている。なので、諸島の日本側に行くほど島の年代は古く、風化にもあいそのうち海に沈んでしまう。けれど、海の中にはその残骸である山の頂が点々と続いており、なんとそれは「天皇海山群」と呼ばれているそうだ。歴代の天皇の名前が付けられているのだというが、由来は知らない。ハワイ島は、海上に露出した火山としては諸島の中で最も新しいものだが、新たな噴火口が日本と反対側の海の中にあるらしい。いずれはそれが海上に露出し、ハワイ島は2番目に新しい島となるのだろう。地割れが起き、そこかしこから溶岩が流れ出ているようだが、キラウエア火山の噴火は日本の火山のように爆発的には起きないらしい。なので、溶岩流に直近まで近づくことも可能で、それが観光資源ともなっている。溶岩流は、女神ペレの気持ちの表れだと、ハワイの人は考えているのだそうだ。なので、住宅に向かっていく溶岩の流れを変えたり、妨げたりすることはその気持ちや意思に反することであり、とんでもないことだと考えているらしい。地元の人は、結構さっぱり受け止めている感じのようすがニュースから見て取れる。ここに、自然を制御の対象とするか、それとも受容しようとするかの世界観の違いが見て取れる。東北を襲った津波。その復興のために巨費を投じ、巨大な防潮堤を築きかさ上げ工事を行っている。決して少なくない人たちは、そんなやり方ではなく、とにかく高台に逃げる道の整備や方法の確立を望んでいた。前者が制御で、後者が受容の考え方だという事は、すぐにわかるだろう。どちらがいいのか、それを十分に話し合う機会を持つことはあまりなかったように感じている。予算を付けるためにはこの時までに返事をという期限が切られ、申請しなければ予算は付かないという脅しとも感じられる中での決断だったという印象だ。最大級の防潮堤があったからみな大丈夫だと思い、海が見えなかったがゆえにそれを超える津波が来て初めて現実を知り、手遅れとなった町があった。自然は、いつだって人の発想を超える。それを制御することが「文明」というものであるならば、そこには限界があることをもう気付いていい時だ。ハワイの人々から学ぶべきことは、決して小さくはない。 4月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2135616 今日は11日。「歌おう、ふるさと」との呼びかけからも7年以上たつが、今日も羽根木プレーパークでは「ふるさと」が歌われた。ぼく自身は今日は行かれなかったが、いつも来るメンバーが来て、そこにいる人たちに呼びかけて歌ったと聞いた。東北の方々との連帯を、という思いと、3月11日を忘れない、という思いと、その両方からぼくが呼びかけたのが「歌おう、ふるさと」だった。そのため、ぼくが直接参加する世田谷でのみ今でもこれが続いているのではないかと思っていたが、実はそうではなかった。前月の11日には山形にいたことを報告したが、東根市にある遊び場「あそびあランド」でも、まだ続いていたのだった。事務局長の村山さんが呼びかける。そこにいた人たちが輪をつくり、20人ほどで歌い上げた。実際、福島の人を中心に多くの被災者を受け入れてきた山形県。あそびあランドは誰でも来られるし、いちいち入園のために名前も書かないから、どこの誰かはわからないことも多い。ひょっとすると、その歌を歌っている方の中にも被災し避難してきた方もいらっしゃる可能性もないとは言えないその状況に、ぼくの心は、実は少しざわめいていた。帰還が始まった地域もあるが、除染が進まず、まだその予定が全く立たない地域がある。「ウサギ追いしかの山小ぶな釣りしかの川」自分が育った、美しい故郷の風景。初めて東北に入ったときの気持ちを思い出す。「ここには、日本人の原風景がある」。しかし、実際にはそう簡単には戻っては来ない「ふるさと」の現実。そこに想いを馳せるという事は、その方たちにとってはどういうことを意味するのか。おそらくは、同じく被災され避難した方でも、一人一人が違うのだろう。それでも、外の人間では決して推し量ることができない何かを、その人たちは感じているのではないだろうか。そう考えたとき、改めて「ふるさと」を歌うことの重みを感じた。前にも触れたが、今はもう、決して忘れない、そのためだけに歌っている。「そんなことはやめてください。私たちがどんな気持ちになるか、迷惑なのです。」そうメッセージをくださった方のことは、ずっと忘れないできた。その声を押しても歌ったことに対する重み。改めて、それをかみしめることができた「あそびあランド」での時間だった。 2018-04-12T23:06:00+09:00 今日は11日。「歌おう、ふるさと」との呼びかけからも7年以上たつが、今日も羽根木プレーパークでは「ふるさと」が歌われた。ぼく自身は今日は行かれなかったが、いつも来るメンバーが来て、そこにいる人たちに呼びかけて歌ったと聞いた。東北の方々との連帯を、という思いと、3月11日を忘れない、という思いと、その両方からぼくが呼びかけたのが「歌おう、ふるさと」だった。そのため、ぼくが直接参加する世田谷でのみ今でもこれが続いているのではないかと思っていたが、実はそうではなかった。前月の11日には山形にいたことを報告したが、東根市にある遊び場「あそびあランド」でも、まだ続いていたのだった。事務局長の村山さんが呼びかける。そこにいた人たちが輪をつくり、20人ほどで歌い上げた。実際、福島の人を中心に多くの被災者を受け入れてきた山形県。あそびあランドは誰でも来られるし、いちいち入園のために名前も書かないから、どこの誰かはわからないことも多い。ひょっとすると、その歌を歌っている方の中にも被災し避難してきた方もいらっしゃる可能性もないとは言えないその状況に、ぼくの心は、実は少しざわめいていた。帰還が始まった地域もあるが、除染が進まず、まだその予定が全く立たない地域がある。「ウサギ追いしかの山小ぶな釣りしかの川」自分が育った、美しい故郷の風景。初めて東北に入ったときの気持ちを思い出す。「ここには、日本人の原風景がある」。しかし、実際にはそう簡単には戻っては来ない「ふるさと」の現実。そこに想いを馳せるという事は、その方たちにとってはどういうことを意味するのか。おそらくは、同じく被災され避難した方でも、一人一人が違うのだろう。それでも、外の人間では決して推し量ることができない何かを、その人たちは感じているのではないだろうか。そう考えたとき、改めて「ふるさと」を歌うことの重みを感じた。前にも触れたが、今はもう、決して忘れない、そのためだけに歌っている。「そんなことはやめてください。私たちがどんな気持ちになるか、迷惑なのです。」そうメッセージをくださった方のことは、ずっと忘れないできた。その声を押しても歌ったことに対する重み。改めて、それをかみしめることができた「あそびあランド」での時間だった。 3月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2108935 3月11日、7回目の命日を迎えた。特別な思いで過ごされる方が相当にいらっしゃることを思うと、この日を迎えることをどう言葉にしていいのか思わずひるんでしまう。そんなことを考えていたら、今回この原稿は、その11日までに書くことができなかった。けれど、おかげで、10日は福島、11,12日は山形と、いずれも東北で過ごすことができた。今回は、その福島でのことを書こうと思う。福島へは、「子どもが自然と遊ぶ楽校ネット」というところからの招聘で行った。福島県下で、自然との触れ合いを推進する7団体が組んだネットワークだ。そこが主催するシンポジウムの冒頭で、体力測定が、福島の子が全国ワースト1だったという報告があった。測定すれば値が出るので、普通に考えればベストとワーストはどこであれ必ずあることになる。けれど、福島がワーストだったことが原発事故による外遊びへの影響が原因だとすれば、これは特別な理由だと言える。原発事故以降、外遊びは当然ながら厳しく禁じられた。そのことによる、身体だけではなく心に関しても健康被害が出るのではないか。その心配から、小児科医を中心にプロジェクトチームがつくられ、屋内でも十分に遊ぶことができるよう郡山にペップキッズという大きな屋内遊戯施設がつくられた。大きなボールプール、中に入って全身でコロコロ転がす透明なビニル製巨大ちくわのような遊具、室内砂場、空気で膨らんだ道ではボヨンと一歩が大きく跳ね体が軽くなった感覚になる。その他にもさまざまな遊具があり、屋内でこれだけの運動量を保障できることに驚くほどだ。しかし、ペップキッズの生みの親の医師も、その屋内遊戯場を作ったボーネルンドの人も、やはり屋内には限界があると話していた。このネットワークは、その不足している屋外という環境をずっと大事にしてきたメンバーたちだ。けれど、福島という地では、やはり親は外遊びの奨励には勇気がいるという。服締めであっても、他と比べても線量が低いところはたくさんある。逆に、福島以外でもホットスポット(局所的に線量が高い所)は近県にたくさんある。そこに住む人たちは、もっと警戒が必要だと思うのに意外なほど気にかけていなかったりする。また、これは福島に限ったことではないが、そもそも今の子の多くは外遊びをしない。福島だから、むしろ外遊びがないことを意識し気にするのかもしれない。「ふくしまっ子リフレッシュin世田谷」という取り組みが、世田谷では続いている。年に2回、福島の親子を招待し、羽根木プレーパークで遊ぶことをメインに、様々なプログラムで楽しんでもらっている。この3月30日から4月4日にかけてもやってくる。「泥んこになることをこんなにも嬉しく安心してみていられる」そう言って涙ぐむ親も多いと聞く。7年たったが、まだ決して始まっていないことがある。 2018-03-15T18:12:00+09:00 3月11日、7回目の命日を迎えた。特別な思いで過ごされる方が相当にいらっしゃることを思うと、この日を迎えることをどう言葉にしていいのか思わずひるんでしまう。そんなことを考えていたら、今回この原稿は、その11日までに書くことができなかった。けれど、おかげで、10日は福島、11,12日は山形と、いずれも東北で過ごすことができた。今回は、その福島でのことを書こうと思う。福島へは、「子どもが自然と遊ぶ楽校ネット」というところからの招聘で行った。福島県下で、自然との触れ合いを推進する7団体が組んだネットワークだ。そこが主催するシンポジウムの冒頭で、体力測定が、福島の子が全国ワースト1だったという報告があった。測定すれば値が出るので、普通に考えればベストとワーストはどこであれ必ずあることになる。けれど、福島がワーストだったことが原発事故による外遊びへの影響が原因だとすれば、これは特別な理由だと言える。原発事故以降、外遊びは当然ながら厳しく禁じられた。そのことによる、身体だけではなく心に関しても健康被害が出るのではないか。その心配から、小児科医を中心にプロジェクトチームがつくられ、屋内でも十分に遊ぶことができるよう郡山にペップキッズという大きな屋内遊戯施設がつくられた。大きなボールプール、中に入って全身でコロコロ転がす透明なビニル製巨大ちくわのような遊具、室内砂場、空気で膨らんだ道ではボヨンと一歩が大きく跳ね体が軽くなった感覚になる。その他にもさまざまな遊具があり、屋内でこれだけの運動量を保障できることに驚くほどだ。しかし、ペップキッズの生みの親の医師も、その屋内遊戯場を作ったボーネルンドの人も、やはり屋内には限界があると話していた。このネットワークは、その不足している屋外という環境をずっと大事にしてきたメンバーたちだ。けれど、福島という地では、やはり親は外遊びの奨励には勇気がいるという。服締めであっても、他と比べても線量が低いところはたくさんある。逆に、福島以外でもホットスポット(局所的に線量が高い所)は近県にたくさんある。そこに住む人たちは、もっと警戒が必要だと思うのに意外なほど気にかけていなかったりする。また、これは福島に限ったことではないが、そもそも今の子の多くは外遊びをしない。福島だから、むしろ外遊びがないことを意識し気にするのかもしれない。「ふくしまっ子リフレッシュin世田谷」という取り組みが、世田谷では続いている。年に2回、福島の親子を招待し、羽根木プレーパークで遊ぶことをメインに、様々なプログラムで楽しんでもらっている。この3月30日から4月4日にかけてもやってくる。「泥んこになることをこんなにも嬉しく安心してみていられる」そう言って涙ぐむ親も多いと聞く。7年たったが、まだ決して始まっていないことがある。 2月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2074301 2月6日から降り始めた大雪は、一気に福井市一帯を埋め尽くした。7日8日にかけ、国道8号線では最大1500台もの車が立ち往生し、電車も含め交通は完全にマヒした。7日、福井市、あわら市、坂井市に災害救助法が適用され、自衛隊が昼夜を問わずその復旧に当たっていた。除雪車すら出動が難しいほどの降雪量で、行く先を閉ざされ、にっちもさっちも動けないドライバーたちは、さぞ心細い思いをしていたのではないかと思う。何とか8日中の復旧にめどが立ち、胸をなでおろした人も多かったのではないだろうか。もちろん、そこに住まう方々はさらにだろうし、今もそれは続いている事だろう。先日の東京での大雪の時に、ぼく自身も経験した屋根からの落雪。玄関前の路地を除雪し、出かけて帰ると大量の雪が溜まっていた。もしこの時下にいたら、そう思ったら背筋が寒くなったことが記憶に新しい。落雪の下敷きになる恐ればかりではなく、過疎で高齢者ばかりのところでは、雪下ろしそのものができないための住居自体の破損、倒壊などだって考えられる。さらにその後は融雪による雪崩、洪水…気が抜けないことが次々だ。そのすべてが災害につながっていく。日本海側のこの豪雪は、昨年末からその危険性を予報する研究者がいた。対馬暖流が通常より暖かく、日本海が温まり、雪雲の発達が予測されていたからだ。一方、日本全土に及ぶこの大寒波、豪雪は、黒潮の大蛇行と深く影響しているのだという。黒潮の研究者の中には、昨年夏から今冬の大寒波、豪雪を予測する人がいたというから驚きだ。黒潮の大蛇行で太平洋側に南岸低気圧が生まれやすくなり、南岸低気圧は寒気を引き込む。なので、南岸低気圧が発生した場合、関東地方でも大雪となることが多いのだという。黒潮の大蛇行は、漁場に魚がいなくなることを意味し、不漁となっている。それに端を発する今冬のこの大寒波、豪雪は、農家を直撃し、野菜の高騰を招いている。その結果として降った豪雪は、今回のように流通そのものまでかく乱した。これらは、ぼくたち消費者も直撃している。生鮮物はこの3日間というブランクを受け、店頭への出荷が困難となったものも少なくないのではないだろうか。雪に閉ざされた街のコンビニからなくなったお弁当やおにぎりなども、恐らく未だ配荷できる状況とも思えない。「異常気象」といってしまえばそれまでだが、海流と気象、地形は密接に関係しながら生み出されている。地球はやはり生きており、自然災害はそれゆえに起こるのだが、人がそこに不用意に手を出すことで拡大することは避けなくてはならない。 2018-02-09T16:02:00+09:00 2月6日から降り始めた大雪は、一気に福井市一帯を埋め尽くした。7日8日にかけ、国道8号線では最大1500台もの車が立ち往生し、電車も含め交通は完全にマヒした。7日、福井市、あわら市、坂井市に災害救助法が適用され、自衛隊が昼夜を問わずその復旧に当たっていた。除雪車すら出動が難しいほどの降雪量で、行く先を閉ざされ、にっちもさっちも動けないドライバーたちは、さぞ心細い思いをしていたのではないかと思う。何とか8日中の復旧にめどが立ち、胸をなでおろした人も多かったのではないだろうか。もちろん、そこに住まう方々はさらにだろうし、今もそれは続いている事だろう。先日の東京での大雪の時に、ぼく自身も経験した屋根からの落雪。玄関前の路地を除雪し、出かけて帰ると大量の雪が溜まっていた。もしこの時下にいたら、そう思ったら背筋が寒くなったことが記憶に新しい。落雪の下敷きになる恐ればかりではなく、過疎で高齢者ばかりのところでは、雪下ろしそのものができないための住居自体の破損、倒壊などだって考えられる。さらにその後は融雪による雪崩、洪水…気が抜けないことが次々だ。そのすべてが災害につながっていく。日本海側のこの豪雪は、昨年末からその危険性を予報する研究者がいた。対馬暖流が通常より暖かく、日本海が温まり、雪雲の発達が予測されていたからだ。一方、日本全土に及ぶこの大寒波、豪雪は、黒潮の大蛇行と深く影響しているのだという。黒潮の研究者の中には、昨年夏から今冬の大寒波、豪雪を予測する人がいたというから驚きだ。黒潮の大蛇行で太平洋側に南岸低気圧が生まれやすくなり、南岸低気圧は寒気を引き込む。なので、南岸低気圧が発生した場合、関東地方でも大雪となることが多いのだという。黒潮の大蛇行は、漁場に魚がいなくなることを意味し、不漁となっている。それに端を発する今冬のこの大寒波、豪雪は、農家を直撃し、野菜の高騰を招いている。その結果として降った豪雪は、今回のように流通そのものまでかく乱した。これらは、ぼくたち消費者も直撃している。生鮮物はこの3日間というブランクを受け、店頭への出荷が困難となったものも少なくないのではないだろうか。雪に閉ざされた街のコンビニからなくなったお弁当やおにぎりなども、恐らく未だ配荷できる状況とも思えない。「異常気象」といってしまえばそれまでだが、海流と気象、地形は密接に関係しながら生み出されている。地球はやはり生きており、自然災害はそれゆえに起こるのだが、人がそこに不用意に手を出すことで拡大することは避けなくてはならない。 1月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2036304 年が明けた。あの震災以来、7回目の正月だった。実は前月、つまり2017年12月だが、この原稿を初めて入れられなかった。ブログへのアップはぼくの若き友人に頼んでいるのだが、その友人に原稿を送っていなかったのだ。書き忘れていたわけではない。原稿は書き、そしていつものようにアップのお願いをするメールに添付して送ったのだが、写真を一緒に添付したことで容量が大きくなりすぎ、結果的に送っていなかった。それに気付かないままでこの間を過ごしてしまったというのが事の真相で、何ともうかつな話で正月早々それに気づきちょっとショックを受けている次第だ。まぁ、時を取り戻すことはできないので、今回は2回分をアップしてもらうようお願いし気を取り直していきたい。今日、1月9日付の東京新聞に「11府県が拠点病院未指定」という見出しの記事があった。読むと、原発の事故で被ばくした患者を受け入れる「原子力災害拠点病院」の指定を国が義務付けているのだが、それが指定されていない自治体が11府県あるという内容だった。その理由がなかなかうける。「被ばく患者を受け入れる風評被害の恐れ」「ほかの患者に敬遠されないか」「院内の設備に放射性物質が付着しないか不安」HIV患者とは話しただけでエイズが移る、そのくらいバカげた理由で医療関係者が躊躇している?そんな非科学的な偏見は率先して払しょくするべき立場にあるだろう医療機関が?原子力規制委員会が再稼働条件をクリアしたとした柏崎刈羽原発がある新潟県では、指定のめどさえ立っていないのだとある。その理由は「線量測定器や防護服が足りていない」病院が指定を受けるためには、専門知識を持つ医師、看護師のほか除染室や内部被ばく測定機器の設置が必要と書かれている。しかも、事故後は被ばくの恐れのある住民らを原則すべて受け入れることになっているらしい。こんなこと、一病院の努力で可能なはずがない。福島第一原発が爆発した後、一体どれだけの人数の町村民が避難したと思っているのだろう。そのほとんどが「被ばくの恐れ」がある人たちだ。その全員を受け入れることができる病院はもちろん必要だが、そんなものは一つや二つで済むはずはなく、恐らく県内の救急病院はすべて指定するくらいでなければならないだろう。国は、あるいは電力会社はそのための予算をしっかりとっているのだろうか。原子力規制委員会は、なぜこの指定ができてない地域の原発を再稼働条件が整っているとするのか。まるで謎だらけだ。「人災」の火種がここにもあることを教えてもらった。 2018-01-11T11:09:00+09:00 年が明けた。あの震災以来、7回目の正月だった。実は前月、つまり2017年12月だが、この原稿を初めて入れられなかった。ブログへのアップはぼくの若き友人に頼んでいるのだが、その友人に原稿を送っていなかったのだ。書き忘れていたわけではない。原稿は書き、そしていつものようにアップのお願いをするメールに添付して送ったのだが、写真を一緒に添付したことで容量が大きくなりすぎ、結果的に送っていなかった。それに気付かないままでこの間を過ごしてしまったというのが事の真相で、何ともうかつな話で正月早々それに気づきちょっとショックを受けている次第だ。まぁ、時を取り戻すことはできないので、今回は2回分をアップしてもらうようお願いし気を取り直していきたい。今日、1月9日付の東京新聞に「11府県が拠点病院未指定」という見出しの記事があった。読むと、原発の事故で被ばくした患者を受け入れる「原子力災害拠点病院」の指定を国が義務付けているのだが、それが指定されていない自治体が11府県あるという内容だった。その理由がなかなかうける。「被ばく患者を受け入れる風評被害の恐れ」「ほかの患者に敬遠されないか」「院内の設備に放射性物質が付着しないか不安」HIV患者とは話しただけでエイズが移る、そのくらいバカげた理由で医療関係者が躊躇している?そんな非科学的な偏見は率先して払しょくするべき立場にあるだろう医療機関が?原子力規制委員会が再稼働条件をクリアしたとした柏崎刈羽原発がある新潟県では、指定のめどさえ立っていないのだとある。その理由は「線量測定器や防護服が足りていない」病院が指定を受けるためには、専門知識を持つ医師、看護師のほか除染室や内部被ばく測定機器の設置が必要と書かれている。しかも、事故後は被ばくの恐れのある住民らを原則すべて受け入れることになっているらしい。こんなこと、一病院の努力で可能なはずがない。福島第一原発が爆発した後、一体どれだけの人数の町村民が避難したと思っているのだろう。そのほとんどが「被ばくの恐れ」がある人たちだ。その全員を受け入れることができる病院はもちろん必要だが、そんなものは一つや二つで済むはずはなく、恐らく県内の救急病院はすべて指定するくらいでなければならないだろう。国は、あるいは電力会社はそのための予算をしっかりとっているのだろうか。原子力規制委員会は、なぜこの指定ができてない地域の原発を再稼働条件が整っているとするのか。まるで謎だらけだ。「人災」の火種がここにもあることを教えてもらった。 12月 http://utaoufor311.grupo.jp/blog/2036300 先月、2度も九州に行った。一度は7月に豪雨に合った福岡県朝倉市。一度は熊本地震の熊本市。朝倉は以前遊び場関係の学習会で呼ばれていたが、その豪雨で文字通り流れてしまった。「必ず呼びます」と言われてはいたが、まさかこんなに早くとは思ってもいなかった。被災後の始末が大変な中、何というバイタリティなのだろう!朝倉では豪雨被災の翌8月、熊本から「おもしろかー」を1カ月借り、何度か出前遊び場を開いた。もともと遊び場づくりをしようと考えていた地元の方々がぼくを呼んでいたわけだが、そのことを「かえっていい機会ができた」と前向きにとらえていた。被災した地域に、今回も連れて行ってもらった。前回土砂で埋まって立ち入りができなかった道路が、「えっ?!」と思うほど片付いていた。あの土砂はどこに消えたのだろう。しかし、さらに奥に進むと光景はガラッと変わった。その道がどこから土砂の上になったのかはわからなかったが、新しい道は確かに土砂の上に築かれていた。隣にある家の2階の屋根の軒と同じ高さにその道はあり、家が掘り出されたことが分かった。アルバムに写真を載せています川の流れも変わったという。山々を見上げると、いたるところに土砂崩れの爪跡がくっきりと残っていた。表には出さないけれど、それは災害に遭った子ども、大人の心と同じなのかもしれないという思いが、ふと心をよぎった。熊本へ行ったのは、おもしろかーの活動もさることながら、東日本大震災後に走ったあそぼっかーに乗った須永力氏にも来てもらい、東北での様子の移り変わり、それに伴うプレーカーの役割の変遷等の情報交換を行い、今後熊本でも起きる可能性がある課題に対し、どう準備したらいいのかの学習会を開くためだった。おもしろかーが毎月出前に行く県内最大という仮設に同行し、実際の活動にも参加させてもらった。顔見知りの子どもが何人も来てスタッフと会話を交わしていた。その晩にあったシンポジウムで「遊びの力」を講演し、パネルディスカッションを行った。その日の晩の飲み会は、みんなの想いを確かめ合える、とてもおいしいお酒だった。翌日の学習会では、被災があるなしにかかわらない本質的な話ができ、そこでも互いの想いを深く共有することができた。ただ、それは同時に、現実に横たわる子どもの自由な遊びを阻害する大きな課題を確認することでもあった。ただ「友達と遊びたい」という子どもの想い。そんな簡単なことが、今のこの社会ではとてつもなく難しい。 2018-01-11T11:06:00+09:00 先月、2度も九州に行った。一度は7月に豪雨に合った福岡県朝倉市。一度は熊本地震の熊本市。朝倉は以前遊び場関係の学習会で呼ばれていたが、その豪雨で文字通り流れてしまった。「必ず呼びます」と言われてはいたが、まさかこんなに早くとは思ってもいなかった。被災後の始末が大変な中、何というバイタリティなのだろう!朝倉では豪雨被災の翌8月、熊本から「おもしろかー」を1カ月借り、何度か出前遊び場を開いた。もともと遊び場づくりをしようと考えていた地元の方々がぼくを呼んでいたわけだが、そのことを「かえっていい機会ができた」と前向きにとらえていた。被災した地域に、今回も連れて行ってもらった。前回土砂で埋まって立ち入りができなかった道路が、「えっ?!」と思うほど片付いていた。あの土砂はどこに消えたのだろう。しかし、さらに奥に進むと光景はガラッと変わった。その道がどこから土砂の上になったのかはわからなかったが、新しい道は確かに土砂の上に築かれていた。隣にある家の2階の屋根の軒と同じ高さにその道はあり、家が掘り出されたことが分かった。アルバムに写真を載せています川の流れも変わったという。山々を見上げると、いたるところに土砂崩れの爪跡がくっきりと残っていた。表には出さないけれど、それは災害に遭った子ども、大人の心と同じなのかもしれないという思いが、ふと心をよぎった。熊本へ行ったのは、おもしろかーの活動もさることながら、東日本大震災後に走ったあそぼっかーに乗った須永力氏にも来てもらい、東北での様子の移り変わり、それに伴うプレーカーの役割の変遷等の情報交換を行い、今後熊本でも起きる可能性がある課題に対し、どう準備したらいいのかの学習会を開くためだった。おもしろかーが毎月出前に行く県内最大という仮設に同行し、実際の活動にも参加させてもらった。顔見知りの子どもが何人も来てスタッフと会話を交わしていた。その晩にあったシンポジウムで「遊びの力」を講演し、パネルディスカッションを行った。その日の晩の飲み会は、みんなの想いを確かめ合える、とてもおいしいお酒だった。翌日の学習会では、被災があるなしにかかわらない本質的な話ができ、そこでも互いの想いを深く共有することができた。ただ、それは同時に、現実に横たわる子どもの自由な遊びを阻害する大きな課題を確認することでもあった。ただ「友達と遊びたい」という子どもの想い。そんな簡単なことが、今のこの社会ではとてつもなく難しい。