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8月

8月。
6日には広島にウラン型の原爆が投下され、
次いで9日には、長崎にプルトニウム型の原爆が投下された。
そして、1億層玉砕を国民に先導した時の政府は、15日に無条件降伏した。
それから、68年が経過した。
今でも原爆症認定患者がその症状に苦しむ一方、
原爆症認定そのものをめぐり、国と被害者が法廷で戦いを続けている。
この国は、被害を受けた人を積極的に救済しようとはしない。
その構図は、福島の状況にも現れている。
復興庁が、被曝線量の基準の決定を先送りした。
そのことで、全党一致で可決したはずの「子ども被災者支援法」が動けずにいる。
何を基準にしても抗議が来るから、だから決めないのだという。
支援はフリーズしたままだ。
ねじれがあるから動かない、は、先日の参院選でもう使えなくなった。
これで動きが果たして生まれるのだろうか。

「ナチスに学べ」とは、憲法を動かす(変える)手口を伝えたものだ。
誰にも気づかれすに、合法的に選ばれた政権でそれを行え。
反発は国内より、海外からが大きかった。
その発言の内容より、その反発の大きさにメディアが反応しているようにみえる。
政府の暴走を2度と許さないために、現憲法は制定された。
国民こそが主権者であることをうたい、国の権利を縛ったのだ。
それが今、与党案では国民に義務を課すものに変質されようとしている。
もちろん、国のために国民に義務を課すのだ。
静かに、誰にも気づかれないように・・・
憲法と双子の存在だといわれた教育基本法は、とっくに変更されてしまった。
行政が教育を利用して子どもを兵隊にしないため、学校教育の独立をうたった内容だった。
それが今や、行政の関与を許す内容となっている。
静かに、誰にも気づかれないように・・・
自衛隊を軍隊に、その布石はもう十分に打たれている。
軍隊が生まれれば、徴兵制も復活する。
ぼくは、子どもを戦場には送りたくない。
この地球を、放射能に汚染されたものとして子どもに引き渡したくはない。
子どもの笑顔を、大人たちはもっと見てほしい。
その笑顔を、本気で守ろうと考えてほしい。

被爆者を、原発で被曝した人たちを、人間の生んだ災害で命を落とした人たちを、
せめてこの月だけは思って過ごしたい。



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