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9月

災害が続いている。
ここに、これらをどう書いたらいいのかわからないままで数日が経ってしまった。

6月18日に起きた大阪北部地震。
ブロック塀が倒れ、小学生が下敷きとなり死亡したことが大きく報道され、
調べたら相当量の危険ブロック塀が学校にもあることが判明した。

7月上旬は西日本を襲った集中的な豪雨。
「平成30年7月豪雨」と名付けられたこの豪雨は、広島をはじめ岡山、山口と、その被害は各所に亘り、
土石流等により倒壊した家は数知れずあり、壊滅した集落や水没した町、その死者は224人を数えた。

8月上旬には台風13号が東日本を縦断。
山形で河川が氾濫したことを始め、農産物等東北の各所に大きな爪跡を残した。

8月下旬には台風19号、20号が続けて列島を直撃した。
奄美地方を直撃した19号は観測史上最大の風速と、これも観測開始以来初めての
5日間連続台風発生という記録となった。
20号は徳島から斜めに和歌山を横断、風車の倒壊や河川の氾濫ばかりでなく、記録的な大雨を各所で観測した。

そして9月に入り、4日には今シーズン最強と言われた台風21号が四国、関西圏を直撃した。
高潮とも相まって完全に冠水した関西国際空港と連絡橋へのタンカー激突により、空港は一時完全に孤立化した。
国際空港であるがゆえに、その影響は海外からのまた海外への客はもちろんのこと、
それのみならず輸出入へも大きな打撃を与え経済にも深刻な影響を及ぼす可能性を指摘されているが、
9月14日現在、まだ完全復旧には至っていない。

更に6日には北海道でM6,7の地震が発生。
震度は7を記録した地域もあるこの地震は、発電所の停止による道全域にわたる停電が発生。
いたるところで起きた大規模な土砂崩れ、断水は、これもまだ完全復旧のめどが全く立っていない。
加えて、この夏は「もはや災害」と予報官が伝えた猛暑でもあった。
観測史上最高気温を伸ばし、熱中症による死者は7月だけで130人を超えていた。
台風発生の数も例年の1.5倍と言われていたが、この猛暑がそれと関係していることを指摘する予報官も多かった。

こうして記録するだけでほぼいつも書いている字数に近くなるほど、災害続きの夏だった。
これだけ各所で災害が起きれば、当然、知り合い、関係者の中に被災者がいる方も多いのではないだろうか。
ぼくもその一人だ。
阪神淡路大震災に始まり、中部地震、中部沖地震、東日本大震災、熊本地震、
ほかに水害にあった場所にも出かけてきた。
そのたびさまざまな思いを抱いてきたが、今回倉敷市真備の友人の家の冠水とその現場に入り、
大切な人が被災するとこんな気持ちになるのか、と言うことを初めて実感した。
いのちがある、それだけでこんなにうれしいことも。
ぼくも他人事ではいられない、改めてそう思うことができた。



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