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12月

先月、2度も九州に行った。
一度は7月に豪雨に合った福岡県朝倉市。
一度は熊本地震の熊本市。

朝倉は以前遊び場関係の学習会で呼ばれていたが、その豪雨で文字通り流れてしまった。
「必ず呼びます」と言われてはいたが、まさかこんなに早くとは思ってもいなかった。
被災後の始末が大変な中、何というバイタリティなのだろう!

朝倉では豪雨被災の翌8月、熊本から「おもしろかー」を1カ月借り、何度か出前遊び場を開いた。
もともと遊び場づくりをしようと考えていた地元の方々がぼくを呼んでいたわけだが、
そのことを「かえっていい機会ができた」と前向きにとらえていた。

被災した地域に、今回も連れて行ってもらった。
前回土砂で埋まって立ち入りができなかった道路が、「えっ?!」と思うほど片付いていた。
あの土砂はどこに消えたのだろう。
しかし、さらに奥に進むと光景はガラッと変わった。
その道がどこから土砂の上になったのかはわからなかったが、新しい道は確かに土砂の上に築かれていた。
隣にある家の2階の屋根の軒と同じ高さにその道はあり、家が掘り出されたことが分かった。
アルバムに写真を載せています

川の流れも変わったという。
山々を見上げると、いたるところに土砂崩れの爪跡がくっきりと残っていた。
表には出さないけれど、それは災害に遭った子ども、大人の心と同じなのかもしれないという思いが、ふと心をよぎった。

熊本へ行ったのは、おもしろかーの活動もさることながら、
東日本大震災後に走ったあそぼっかーに乗った須永力氏にも来てもらい、
東北での様子の移り変わり、それに伴うプレーカーの役割の変遷等の情報交換を行い、
今後熊本でも起きる可能性がある課題に対し、どう準備したらいいのかの学習会を開くためだった。
おもしろかーが毎月出前に行く県内最大という仮設に同行し、実際の活動にも参加させてもらった。
顔見知りの子どもが何人も来てスタッフと会話を交わしていた。
その晩にあったシンポジウムで「遊びの力」を講演し、パネルディスカッションを行った。
その日の晩の飲み会は、みんなの想いを確かめ合える、とてもおいしいお酒だった。
翌日の学習会では、被災があるなしにかかわらない本質的な話ができ、そこでも互いの想いを深く共有することができた。
ただ、それは同時に、現実に横たわる子どもの自由な遊びを阻害する大きな課題を確認することでもあった。

ただ「友達と遊びたい」という子どもの想い。
そんな簡単なことが、今のこの社会ではとてつもなく難しい。



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