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7月

大飯原発が再稼動した。
福島の原発が、全く収束の目途が立っていない中での決断だ。
収束の目途が立っていない中身は、みっつある。

ひとつは、もちろん事故そのものにある。
そもそもその全容すらつかめていない。
再び暴走しないということは、現段階では誰にも保障できない。

ひとつは、振りまかれた放射性物質である。
住居を追われ、職業を失い、地域が消滅した、その手当ての策が全く見通せていない。
暮らし自体が崩壊してしまったことに、いまだ一筋の光さえ見せられないのだ。

ひとつは、核のごみの処理だ。
その処理技術は確立されていないばかりか、確立のめどさえ全く立っていない。
原発を稼動さえしなければ出ないこのごみを、再び排出する道を政府は選択した。


地球創生の歴史の中で、放射性物質は過去には山のようにあったのだという。
それが数億年という歴史を重ね、
いまや自然界にウランを越える元素番号の放射性物質はほとんどないとも言われる。
ウランの元素番号は92、ちなみにプルトニウムは94。
他にも発見されており、それらは全部で118まである。

これらは、自然界ではなく実験場で発見されている。
太陽のエネルギーは、水素とヘリウムによる核融合。
宇宙線を含め、放射線はいつも地球を突き抜けている。
けれど、自然界の放射線は、有史以来生命と共にあった。
しかし、実験場で核融合、核分裂させてつくられた核物質との付き合いは、高々80年だ。
短期にも、長期にも、どんな弊害を生むのか誰もわからない。

ただ分ること、
それは、核のごみの処理には、地中に埋めてから数万年の管理が必要だということ。
人が定住を始めたといわれるのが、約1万年前。
世界の文明は、それ以後に起こっている。
それだけの時間を、これから人類は本気で管理できるなどと思っているのだろうか。
しかも、原発を動かせば、その処理量は確実に増えていくのだ。
原発の事故から、ぼくは、この社会は一体何を学べばいいのだろう。

「20世紀少年」や「モンスター」でその名が知られる漫画家 浦沢直樹氏が、
手塚漫画の傑作、「鉄腕アトム」をカバーしている。
しかし題名は「アトム」ではなく「プルートゥ」。
太陽系で太陽から最深部にある星、冥王星もまた「プルートゥ」という。
ローマ神話で冥府の王の名から取ったというこの名が、プルトニウムにも通じる。
アトムをしのぐエネルギーで世界を滅ぼしかねない「プルートゥ」は、
絶望と憎悪から希望をつかみ、最後は人類を守った。

だが実際のプルトニウムは史上最強の毒物といわれ、わずか7キロで原爆ひとつができる。
それを今、日本は国内に約10トン保有している。

今月7月の11日は、大学にいる。
羽根木プレーパークで歌い続けている仲間達と、場所は違っても心を感じて歌いたい。



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