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7月

東日本大震災から6年。
その年の10月から被災地を走り続けて14万キロ超(なんと地球3周半!)。
そのあそぼっかーのエンジンが、ついに壊れてしまった。

当時、日本冒険遊び場づくり協会が遊ぶことを通した子どもの心のケアとして、気仙沼に常設の遊び場を展開していた。
けれど、遊び場を必要としている子どもはそこら中にいるのに、
被災地域はあまりに広大で一か所だけではあまりにも心もとなかった。
そんな時、遊び場の活動を知った企業が協力を申し出てくださった。
最初はカードで有名なアメックス、次にナイフで有名なビクトリノックス。
この時とばかり、この二つの企業に、それぞれ遊び道具を満載し
ど派手なペイントを車体に描いた軽のワンボックスカー、プレーカーの配車を提案した。

プレーカー1号は、仙台で震災前から遊び場活動をしていた
「冒険遊び場・せんだい-みやぎネットワーク」に貸与し、
流されてしまった遊び場の代わりに、各所で出前遊び場を展開した。
2号は「あそぼっかー」と命名され、運転するプレーワーカーとして、
以前、阪神淡路大震災で共に遊び場づくりをした須永力(あだ名はぶんちゃ)に声をかけた。
二つ返事であそぼっカーに搭乗したぶんちゃは、被災地を北に南にと駆け回った。
その結果が、5年4カ月で14万キロという数字だった。

走り始めた翌年、この活動を知った日本ユニセフ協会がその重要性を見抜き、
あと2台(命名:あそぶーぶー、あそびたいや)と搭乗するプレーワーカーの人件費を担ってくれた。
このメンバーはのちに「プレーワーカーズ」という一般社団法人をつくり独立、自分たちでプレーカー3台を走らせていた。
それが、夏休みを目前にしたこの時期の故障。
エンジンが動かなくなっているので、エンジンの積み替えか車自体の買い替えしかない。
けれど、見てきたように、この車はたくさんの人の思いが詰まって生まれてきた。
新たに買い替えれば済むという話ではない。
もちろん、お金もかかる。
プレーカーは、その性格上、利用者からお金を取ることなく出前に出向いている。
なので、こういう事態に出会った時の修理代がなかなか積み立てられないのだ。
FB上に故障の話がアップされると、多くの人が残念がった。
「ここでカンパを募れば少しは足しにできるかもしれない」
ぶんちゃに、振込先をアップしてもらった。

この話、この原稿を書いた7月7日時点で決着がついたわけではない。
けれど、FBでこの件を知った人が、ひょっとしたら寄付してくれる可能性が出てきた。
すごいな、文明の利器!
荷物満載で14万キロも走っているのだから、エンジンを直しても次に何が壊れるかわからない。
けれど、1日でも長く、1キロでも先に走り、そこで待っている子ども、大人、親子に
「遊ぶって楽しんだぜ!」を届けてあげてほしい。
子どものその姿を見て「遊ぶことは本当に大事なんだ」と思う大人がたっくさん増えること。
プレーカーは、これからもその種まきをし続けていく。



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